野草でできるシャンプーのすすめ
皆さん、普段お風呂に入ると必ずするのが「シャンプー」ではないでしょうか?
私自身、合成界面活性剤のシャンプーが体に合わないのもあり、
日ごろ使うシャンプーや体を洗うものはなるべく自然由来でできたものを使っています。
私自身、整髪料を使うことがないのでよく洗い落とす必要はなく、
ただの湯シャンの時もあれば洗わないときもあるんですが(笑)
ちなみにお湯だけで頭皮の汚れは7割落ちるといわれています。
それでも指通りの良さを求めるときや抜け毛を洗い流したいときはシャンプーを使って洗うようにしています。
私たち日本人って、綺麗好きの泡好きな性質があり、
泡がたつほど綺麗になった、さっぱりしたという感覚になる部分もあるんですけどね。
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ちなみにシャンプーという意味合いではないですが、
昔の日本人はカキドオシやネムの花などの身近な植物を使って頭を洗っていたという伝承もあります。
その本来の目的は「邪気払い」。
頭についた汚れをはらう・体についた邪の気をはらい病の気を洗い流す
そんな意味合いの方が強かったそうです。
さてそんな私のシャンプー事情。
これまでも野草をシャンプーやリンス代わりでたまに使うことはあったのですが、
このところあらためて野草シャンプーの快適さにめちゃくちゃはまってしまい、
お風呂に入るときの楽しみになっています。
年齢的なものもあり、あまり綺麗さっぱりしすぎると、必要な油分まで取れすぎて髪のパサつきも気になっていたここ最近。
そんな先日、我が家の給湯器が壊れてしまいお湯が使えなくなってしまったことが。
新しく取り換えるまでに日にちもあるし、
夏といえど冷水シャワーはなかなか辛い・・・
そこで湯船に沸かした野草の煎じ液を混ぜ、
全身洗ってみようと実験心に火が付きました。
これなら多くの泡を洗い流す必要もありませんので、
水の節約にもつながります。
使ったのはセイタカアワダチソウ。
セイタカアワダチソウといえば天然の石鹸成分のサポニンが代表的な特徴。
石鹸成分といっても、洗浄力や清潔にする意味に限らず皮膚表面の凸凹を滑らかにする働きもあるので、
セイタカアワダチソウはお風呂に入れると非常に肌質が整う働きもあります。
(人によっては合わない方もいますので注意)
乾燥葉を布で包んでテルテル坊主(野草ボール)のようにしたものを煮出し、
煎液とともにボールごとお風呂にぽん。
使った後なのでくたくたですが、
使い終わった後の野草は布を広げてこのまま畑に還します。
それで湯シャンしていたのですが、
驚くほどに髪質が改善され、
乾いてもまとまりの良いつややかな髪に生まれ変わりました。
髪質は年齢や体調によってもかなり影響が出やすく体の状態のバロメーターでもあるのですが、
あれほどパサつきやすかった髪が一瞬で変化したのには感動。
しかも気になる匂いもほぼありません。
シャンプーって、大量の水を使ってよく洗い流さないといけませんし、
排水は水を汚す原因にもなりますが、この要領なら二つの問題を難なくクリア。
肌質もつるりと整い、
おまけに髪が乾くのが早くてびっくり。
夏のお風呂上りは自家製柿渋ローションでお肌もさっぱり!
しかもそのまま風呂釜まできれいにお掃除できる。
全てにおいての節約!!
もし今後、ライフラインが止まった時にも使える便利なライフハック。
おまけに電気代も水道代も高くなっている昨今ですから、
自然の力を利用した野草シャンプーの気持ち良さと素晴らしさを皆さんもぜひ一度経験されてみてほしいと思います。
セイタカアワダチソウの成分や素晴らしい力、その他の活用法を知ってみたい方は、
代表理事のサロンでもあります「里山サロンmwangaムワンガ」にて、
今月はセイタカアワダチソウをテーマに野草講座もやっておりますのでぜひご活用ください。
最後までお読みくださりありがとうございました。